台湾ドルの両替に関して、日本・台湾現地で徹底調査。パターン別におすすめの両替方法をまとめました。
台湾ドルの両替は国内・現地のどこで両替するのが一番レートが有利なの?
日本で事前に両替を終わらせられないの?
台湾での両替はどのようにすればいいの?
台湾ドルを日本円に戻すにはどうすればいいの?
台湾ドルの両替に関する疑問を、この記事ではまとめて解説します。
台湾ではクレジットカードが使えない場合も多いので注意
クレジットカードで支払えば、現金ってそんないらなくない?
私が知る限り、東・東南アジアで一番クレジットカードが使えない場所が多いのが台湾です。台湾では現金をしっかり持ち込むことをお勧めします。
台湾はびっくりするくらいクレジットカードが使えないことがある国です。私の体験談として、以下の場所で利用を断られました。
- トイザらスでおもちゃを買おうとしたら、一定金額以上の決済でないと使えないと言われた
- タクシーで使おうとしたら、クレジットカードは上乗せ料金がかかると言われた
- スーパーではVisaやマスターが使えず、台湾ローカルのカードでないと使えないと言われた
個人的な感覚としては、使える/使えないは以下の区分ですかね。
台湾でも日本と同じく、パンデミックでQR決済が広まったようなのですが、一番利用者が多いのは「Line Pay」だそうです。何故?日本のLine Payも設定さえすれば使える場合もあるようですが、そもそも日本であんまり利用者多くないですね…。
上記から、ある程度の現金をしっかり持ち込むことをお勧めします。レート自体は、台湾銀行で両替するのと同じぐらいでした。
台湾ドルの両替レートまとめ(日本国内・台湾現地)
台湾ドルの両替は、場所によってどのくらいレートが違うの?
両替場所によって、最大で1万円当たり682円の差がでます。具体的には次の通りです。
日本国内・台湾現地の両替レートを徹底調査し、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
- 日本国内の空港・銀行、台湾現地の主要両替所を調査
- 合計20店舗以上のレートを実際に確認の上集計
場所 | ポイント | 最安値と比べた 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
レートが悪くお勧めしない。 | -644円~ -690円損 | |
レートが悪くお勧めしない。 | -682円損 | |
現地の最良店と同程度。国内ではこちらの両替がおすすめ。 | 最安値 | |
台湾では最もレートが良く、営業時間も便利なためおすすめ | -6円~-10円損 | |
レートが良いお店はあるが、営業時間が限られる場合も多いので注意 | -6円~ -600円以上損 | |
【参考】クレジットカード | 台湾銀行などとレートの差はほとんどなし | +15円得 |
パターン別おススメの両替方法
日本で両替しておきたいんだけど、おすすめはどこ?
台湾現地での両替は、どうするのがいいの?
ここでは両替場所別の、おすすめ両替所をまとめます。
日本で両替する
台湾ドルの両替は、「外貨両替ドルユーロ」がレートが良いのでおすすめです。
日本国内の両替レートに関しては、以下のサイトで確認が可能です。
- 外貨両替ドルユーロ(外貨宅配)
- GPA外貨両替専門店(成田空港)
- 関西国際空港直営外貨両替(関西国際空港)
- セントレア直営外貨両替(セントレア)
- みずほ銀行(羽田空港、主要市街地)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(主要市街地)
- Travelex(各空港、主要市街地)
現地の空港や現地市街地とレートは同程度。日本の空港や銀行よりはかなり良いです。外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。
台湾現地で両替する
台湾現地で両替するなら、空港でまとめて両替するのがおすすめ。
市街地での両替は、できなくはないですが制約に注意してください。
台湾市街地で、レート良く両替しようとすると、日中帯に銀行や郵便局へ行かないといけないのでまあまあ面倒です。もちろん銀行や郵便局なので、日中のみの営業、かつ土日は休みが多いです。かといってショッピングモールで両替するとレートが悪いので…。
という風に、市街地での両替は制約が多いので、台湾で両替するなら空港でまとめて両替をおすすめします。
このあと、具体的なおすすめ両替店について、このあとご紹介します。
台湾現地での両替を徹底解説
台湾の両替ってどこでできるの?
台湾各都市の両替方法を、都市別にご紹介します。
台北
- 台湾桃園国際空港/台北松山空港でまとめて両替するのがおすすめ
- 市街地の両替は台湾銀行/郵便局がおすすめ。ただし、日中のみの営業、土日休みが多い点は注意
- 新光三越や、台北101などのモールはレートが悪いため注意
- ホテルもレートは悪いため注意
台北の両替については、以下の記事でまとめています。
台北以外
- 郵便局での両替がレートも良くわかりやすいためおすすめ。ただし、日中のみの営業、土日休みが多い点は注意
- 営業時間外は、ショッピングモールでの両替になるが、レートが悪いため注意
台湾の主要都市における郵便局・ショッピングモールの両替は、以下の記事でまとめています。
台湾ドルから日本円に戻す両替について
台湾で現金を余らせてしまったけど、どうやって日本円に戻すのがいいの?
両替レートの傾向は、日本円→台湾ドルの場合と基本的に同じです。おすすめの方法をまとめました。
日本国内・台湾現地の両替レートに関して、主要な両替所の両替レートを下記に示します。
- 日本国内の空港・銀行、台湾現地の主要両替所を調査
- 合計20店舗以上のレートを実際に確認の上集計
場所 | ポイント | 最高値と比べた 1万円当たりの 両替差額(目安) |
---|---|---|
レートが悪くお勧めしない。 | -1074円~ -1085円損 | |
レートが悪くお勧めしない。 | -1230円損 | |
現地の最良店と同程度。国内ではこちらの両替がおすすめ。 | -38円損 | |
台湾では最もレートが良く、営業時間も便利なためおすすめ | 最高値 | |
レートが良いお店はあるが、営業時間が限られる場合も多いので注意 | -6円~ -600円以上損 |
上記から、パターン別のおすすめ両替方法をご案内します。
帰国前の場合
台湾の空港で円に戻しましょう。
基本的には円→台湾ドルがお得な店舗ほど、逆の両替もお得です。余った現金は帰りの空港で両替できれば問題ないと思いますので、台湾の空港で両替しましょう。レートも台湾国内では最高クラスです。
日本の空港はレートが悪いので、必ず台湾の空港で両替してください。
帰国後の場合
帰国後は、外貨両替ドルユーロは郵送で両替が可能、かつ、レートも日本の空港や銀行より有利で、台湾現地と同程度です。
外貨両替ドルユーロは、利用レポートを以下の記事でまとめています。ただし、両替は3万円以上からになる点にご注意ください。
個人的には3万円以下と少額であれば、寝かせておいて次回の海外旅行で現地で両替しても良いと思います。どうしても両替したい場合には、空港や銀行の両替をあたるのが良いでしょう。最新の両替レートは以下から確認できます。
- 外貨両替ドルユーロ(外貨宅配)
- GPA外貨両替専門店(成田空港)
- 関西国際空港直営外貨両替(関西国際空港)
- セントレア直営外貨両替(セントレア)
- みずほ銀行(羽田空港、主要市街地)
- 三菱UFJフィナンシャルグループ(主要市街地)
- Travelex(各空港、主要市街地)
ただし、現在銀行は基本的に外貨両替を行っていません。みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行といったメガバンクや、郵便局・ゆうちょ銀行でも外貨両替は終了しています。銀行で取り扱いがあるのは、都市部や空港にある外貨両替の専門店のみとなるため、この点はご注意ください。
台湾ドル基礎知識
使用されている通貨
紙幣
- 100台湾ドル札
- 200台湾ドル札
- 500台湾ドル札
- 1000台湾ドル札
- 2000台湾ドル札
現在の紙幣は2012年に改訂されたものです。それ以前のものでは、2リンギット札があったのですが現在では新規の発行はされていません。ただし、現在でもたまに見かけることはあるようです。
また500リンギット、1000リンギット紙幣は1999年に廃止されています。渡されることはまずありえないと思いますが、万が一渡されそうになった場合は拒否してください。
硬貨
- 5角(0.5台湾ドル)硬貨
- 1台湾ドル硬貨
- 5台湾ドル硬貨
- 10台湾ドル硬貨
- 20台湾ドル硬貨
- 50台湾ドル硬貨
現在、5角硬貨については実際は殆ど使用するケースはなく、2004年を最後に発行も行われていない。
さいごに
台湾では、可能な範囲で中心市街地で両替するように心がけましょう。
とはいえ、少しの両替レート差にとらわれすぎて、せっかくの観光の時間が削られてしまうのも本末転倒です。出発前にまとめて両替したり、宿泊場所や観光プラン途中の両替所を利用したり、と、無駄のなく効率の良い両替をするのがおすすめです。
皆様の台湾旅行が楽しいものとなりますように。