台湾に行ったら食べたいものと言えば、鼎泰豊。
…確かに、日本にもあります。味が日本と違うかと言われると、びっくりするぐらい同じです。日本でいいんじゃんといわれると、まあ確かにそうなのかもしれません。
ただ私、鼎泰豊大好きなんですよ。鼎泰豊が好きすぎて、台北ではもちろん、クアラルンプール行ってもペナン行ってもシンガポール行ってもソウル行っても鼎泰豊へは必ず行ってしまうぐらい、鼎泰豊が大好きなのです。これだけ海外で言っているので、日本の鼎泰豊には5年ぐらい行ってないです。…単純に子連れで行きにくいだけではあるのですが。海外ならいける。海外だと割と騒がしいので、子連れOKな匂いが漂っている。
そしてなにより日本より圧倒的に小籠包のお値段が安いので、おなかいっぱい食べられる。20個ぐらい一人で食べたことあります。お腹いっぱいになれて大変幸せです。
というので、これだけ鼎泰豊大好きな私が、本国台湾の鼎泰豊の楽しみ方についてまとめました。実際、混んでるんですが、混雑を気にしなくていいよういろいろと整備されているんです!なので実際、そんなに混雑は気にならずに楽しめました。ここでは混雑対策のポイントもまとめながらご案内していきます。
みなさまの旅のお役に立てば幸いです。
鼎泰豊の混雑について

ではまず気になる鼎泰豊の混雑について。実際鼎泰豊はどのくらい混んでいるのでしょうか。
やっぱ少し時間を外したほうが空いています。平日の夕方5時とかだと、お店によっては待ち時間が15分ぐらいだったりすることもあります。この場合はスムーズなのであっさり入れますね。ただ土日祝日はやっぱりかなり混みあうのは難点。待ち時間1時間とかはざらで、2~3時間になることも。
…ただそこはさすが鼎泰豊、実は結構工夫されているので、待ち時間はそんなに苦痛ではないのです。
鼎泰豊は番号券制

鼎泰豊は混雑時(といってもだいたい混雑してるのですが)、店頭で番号券をもらって待つタイプです。その時にオーダー表ももらえるので、先に食べたいものは考えておくと良いでしょう。待ち時間が短いと、考えている間に呼ばれたりもしますからね。

店頭にこんな感じで待ち番号がでているので、今何番なのかはわかります。さらに、番号札をもらったときに大体の目安待ち時間も出てるのはうれしい所ですね。
発券したらモール等で時間をつぶせばOK

で、鼎泰豊の良い所は、公式サイトで台湾全土の鼎泰豊の待ち時間は確認できるようになってるんですよね。
鼎泰豊の公式サイトに、待ち時間の案内があり、こちらでどの店がどのくらい混んでいるかを確認することができます。訪れる前にこれを見れば空いているお店も一目瞭然です。さらにこちらでは、今何番まで呼ばれているのかも確認できます。
なので、スマホで番号は確認できるので、基本は食べたい時間の大体1時間前を目安にお店について発券しておくのだけががポイントですね。その上で、発券さえしてしまえばネットで番号は見れるので、あとはお店をぶらぶらショッピングしている間に時間になります。
店舗も、新光三越台湾南西店、新光三越A4点、そごう台北復興館、そごう天母店、台北101店などなど。大型モールに多く設置されているんですよね。本店も永康街にあるので、近くのお店でちょっと食べ歩きしている間に時間になるかなと思います。なので、結構時間待ちはあんまり気にならないです。
おすすめは中山駅に近い南西店

個人的におススメなのは中山駅近くの南西店。比較的すいている事が多く、5時ぐらいでもほとんど待ち無しで入れることも時折あります。7時にたべたいなら6時ぐらいに訪れて、発券してモール内を色々見ていればいいかなと思います。
こちら更に、写真の通り待ちの専用スペースもあったりするので助かりますね。少し早めに着ておいて、この椅子にすわっておけば番号呼ばれます。
鼎泰豊の値段比較

あとは続いて気になる鼎泰豊のお値段比較。日本と比べるとお値段はどれくらい違うのでしょうか?
ここでは鼎泰豊の主要なメニューについて、日本と台北でお値段を比較してみました。小籠包等は日本と台北で、個数が違ってくるのでその点はご注意ください。
日本 | 台北 | |
小籠包 | 4個560円 | 5個110元 (385円程度) |
トリュフ入り小籠包 | 4個1800円 | 5個450元 (1575円程度) |
野菜と豚肉入り蒸し餃子 | 4個640円 | 5個110元 (385円程度) |
えびと豚肉入り焼売 | 4個680円 | 5個180元 (630円程度) |
青菜の炒めニンニク風味 | 800円 | 5個190元 (665円程度) |
牛肉麺 | 1,250円 | 5個260元 (910円程度) |
えび入りチャーハン | 1,100円 | 5個240元 (840円程度) |
小籠包だけで比較すると、日本が1個あたり140円。台北が1個あたり77円程度。小籠包は半分程度のお値段になってきますね。これくらいのお値段だと20個くらいたのんでも全然平気です。
反対に青菜炒めは日本800円、台湾665円程度と殆ど差がありません。このあたりはメニューによってお値段も違いますね。日本の鼎泰豊は特に小籠包が高いので、こんな感じになってしまいます。
ちなみに他の国の鼎泰豊のお値段もまとめてみました。こんな感じになっております。「小籠包10個(10個の設定が無い場合、1個当たり単価から逆算する)」「海老入りチャーハン」「青菜(国によって青菜が異なるが、一番安いものとする)のニンニク炒め」の3つを合計したお値段で計測します。なぜこの3つか。私が好きだからです。
レートは2020年1月時点のレートを、計算しやすいようある程度丸めて使用します。1シンガポールドル=80円、1ウォン=0.095円、1台湾ドル=3.5円、1リンギ=26円、1バーツ=3.5円、1香港ドル=14円、1米ドル=110円で計算します。この時点では大体これに近い程度のレートでした。
国 | 現地価格 | 日本円換算 |
日本 | 小:1,400円 炒:1,100円 青:800円 計:3,300円 | 小:1400円 炒:1100円 青:800円 計:3300円 |
シンガポール | 小:11.30ドル 炒:13.80ドル 青:11.80ドル 計:36.90ドル | 小:904円 炒:1104円 青:944円 計:2952円 |
韓国 | 小:10,500ウォン 炒:12,000ウォン 青:15,000ウォン 計:37,500ウォン | 小:998円 炒:1140円 青:1425円 計:3563円 |
台湾 | 小:220元 炒:240元 青:190元 計:650元 | 小:770円 炒:840円 青:665円 計:2275円 |
マレーシア | 小:21.30リンギ 炒:20.50リンギ 青:21.40リンギ 計:63.20リンギ | 小:554円 炒:533円 青:556円 計:1643円 |
タイ | 小:240バーツ 炒:280バーツ 青:180バーツ 計:700バーツ | 小:840円 炒:980円 青:630円 計:2450円 |
香港 | 小:100ドル 炒:92ドル 青:68ドル 計:260ドル | 小:1400円 炒:1288円 青:952円 計:3640円 |
アメリカ | 小:12.75ドル 炒:12.25ドル 青:11ドル 計:36ドル | 小:1402円 炒:1347円 青:1210円 計:3959円 |
個人的にはこうやってみると、各国の物価が分かりやすくて面白いかなと思います。
一番高いのはやはりアメリカ、香港といった都市ですが、韓国もかなり急上昇しており、この中だと日本のお値段は比較的お安い方になっています。
台湾は世界的にもやはり安い方ですが、一番安いのはマレーシアになりますね。
実食

ということで番号が表示されたら席に通されます。オーダー表もすでに記載済みなので渡すだけ。
まずは代表格小籠包。これだけの数をおなかいっぱい食べるのは、私の旅の楽しみです。いくらでも食べれると食べる前は思うのですが、10個たべると結構お腹いっぱいになるんですよね。

つづいて炒飯も欠かせない所。味もあっさり系タイプなんですよね。ここのチャーハンも私は大好き。お子さんも癖が無いのでぶなんに食べさせやすいタイプのチャーハンです。

あと私が絶対頼むのが青菜のニンニク炒め。ここに限らず無難に出てくるところは、中華圏だと多いと思いますが、私は一押しです。うまい。ニンニクがっつり使いますよね、向こうのほうが。がっつりうまいんですよ。海外でぐらい細かい事きにせずガンガンニンニク料理を食べたい。うまい。

あとはお口直しにカスタードまん。これもおいしい。お子さんにもぴったりだとおもいます。

飲み物は子連れなのでノンアルコールしか頼めませんが…。でも缶で出てくるんですね。こういうところは台湾っぽい感じ。1本45台湾ドル(157円程度)。
鼎泰豊の台湾店舗一覧

では最後に、台湾にある鼎泰豊の店舗をまとめます。
台北
信義店(本店)
鼎泰豊発祥の地、本店になります。どうせならここで食べたいところですが、一番混雑している感じがありますね、やっぱり。すぐ近くに大型店が2020年にオープンしたので、少しは空くかもしれません。
新生店
2020/1/23にオープンした。鼎泰豊最大の旗艦店なんだとか。本店の混雑も、これができて少しは空くのかなと思います。こちらは店舗のオープン時間も早めになるようなので、早い時間にたべたいなら良いかも。
101店
台北101内なので、ここもかなり混雑しているイメージです。ただこれも近くにA13店ができたので、今後空いては来るかなと思います。
A4店
このあたりだとここが一番すいているかなというイメージがあります。A13ができて穴場になるか。
A13店
2019/12/25にオープンしたこちらも大規模な新店。注目されているからかこちらは混雑傾向にあるようなので、他の店舗のほうが当面はいいかもしれません。
南西店
個人的にはここが一押し。中山駅エリアですし訪れやすい方多いと思うんですよね。
復興店
立地が若干絶妙ですが、そごう内。ただ割とここも混んでるイメージはあります。周りが複数店舗にどんどんなってきましたがここは1店舗ですからね…。
天母店
台北市内だとここは北に外れているので、この点は注意。
新北
板橋店
新竹
新竹店
台中
台中店
高雄
高雄店
いっしょにいきたい
京鼎樓

1997年に鼎泰豊のトップ調理師が独立して作ったのがこちらの京鼎楼。こちらも日本国内に出店していてかなりの店舗数を誇っています。味も鼎泰豊に負けず劣らず美味しくて、こちらのほうが空いている事もあるので、急いで食べたい方はこちらもおススメです。美味しかったです。お値段は同じくらいでした。

こちらの売りは烏龍小籠包。食べる前はどうなの?と思ったのですが、風味が凄い良かったのでこちらはこちらでおススメです。訪れたなら是非食べて頂きたいところ。
店舗は以下の通り。中山駅周辺の店舗が本店だったかと思います。お店も結構広いですし、平日なら席が空いている事もあるのでおススメです。

こんな感じで中は結構アットホームな感じです。ただご飯時ともなればかなりにぎわいますね。
さいごに
以上、台湾の鼎泰豊についてまとめました。
個人的に本当に鼎泰豊が大好きでしょうがないので、台湾で食べれて本当にテンションがあがりました。いやまあ、味は一緒なんですけどね。お値段安い分いろいろ気にしないでばくばく小籠包召し上がれるのは良いですよね。
大型モールのお店だとわりと賑やかですし、子連れも結構いて子供向けにきちんと対応もしてくれるのでうれしい限り。子供も無難に食べるメニューが多く子連れにも結構おススメです。
もちろん大人にも全力でおすすめ。せっかく台湾に訪れたので、本場の鼎泰豊を是非召し上がってください。